世界的なレストランガイド「ミシュランガイド」に、神戸・淡路島が新しい掲載エリアとして加わりました。港町・神戸と「御食国(みけつくに)」淡路島は、これまで以上に食の旅先として注目されそうです。この記事では、発表の内容と、2つの地域が評価された食の魅力、この秋に開かれる食イベントを紹介します。
目次
神戸・淡路島がミシュランガイドの掲載対象地域に決定

発表の概要
2026年9月16日、「神戸・淡路島」がミシュランガイドの新たな掲載対象地域になったと発表されました。国内の現行掲載エリアである東京、京都・大阪、奈良に続く追加で、ガイド名は「ミシュランガイド神戸・淡路島」です。
「神戸・淡路島ガストロノミー協会」がミシュランと契約
発表を受けて、地元の「神戸・淡路島ガストロノミー協会」がミシュランと契約を結びました。契約は『ミシュランガイド神戸・淡路島』のディスティネーションパートナー契約です。同協会は2026年3月に設立され、会長は若本博隆氏、本部は兵庫県淡路市にあります。
協会の目的は、神戸・淡路島の食文化や生産者・事業者の取り組みを国内外に発信し、観光客を呼び込んで地域を元気にすることです。正会員にはパソナグループ(代表企業)、神戸新聞社、ホテルニューアワジなどが名を連ね、JR西日本やみなと銀行などが賛助会員として参加しています。
そもそもミシュランガイドとは?星とビブグルマンの違い
ミシュランガイドは、世界で17,000軒を超えるレストランを紹介するレストラン&ホテルのガイドです。評価には「星」と「ビブグルマン」があります。
- 一つ星:近くに行ったら立ち寄りたい、優れた料理
- 二つ星:多少遠回りしてでも食べに行きたい、素晴らしい料理
- 三つ星:その店のために旅をする価値がある、卓越した料理
- ビブグルマン:質の良い料理を手ごろな価格で楽しめる店
評価は、調査員が一般客として匿名で来店し、食材の質や調理技術、味の完成度などを確かめて決めています。
神戸・淡路島が選ばれた理由|2つのエリアの食の魅力
神戸:開港とともに育った「和・洋・中」の美食文化

神戸は1868年の開港以来、国際都市として発展してきました。西洋や中国の食文化が日本の食と混ざり合い、独自のグルメ文化が生まれています。神戸牛、洋菓子、南京町の中華料理など、ジャンルの幅広さが神戸グルメの魅力です。
淡路島:古代から朝廷の食を支えた「御食国」

淡路島は国生み神話で「最初に生まれた島」とされる場所です。古代には「御食国」として、朝廷の食卓に食材を届けてきました。自然に恵まれた島では、農産物・畜産物・水産物がそろって育ちます。玉ねぎや淡路牛、鯛、ハモなど、四季を通じて味わえる淡路島グルメは、島を訪れる大きな目的のひとつです。
一方で、こうした食材や、それを支える生産者・料理人の価値は、まだ国内外に広く知られていないとされています。今回の掲載決定をきっかけに、発信を強めていく方針です。
国内外からのアクセスにも追い風
神戸空港への国際チャーター便の就航、将来予定されている国際定期便、神戸港マリーナの開港などにより、神戸・淡路島では国内外からの旅行者の増加が見込まれています。明石海峡大橋でつながる「都市」と「島」を一度の旅で楽しめるのも、このエリアならではです。
【2026年11月28日開催】食イベント「Taste of KOBE-AWAJI Island 2026」
掲載決定にあわせて、神戸・淡路島の食を体験できるイベントが開かれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | Taste of KOBE-AWAJI Island 2026 |
| 日時 | 2026年11月28日(土)11:00〜16:00 |
| 会場 | 淡路島CRAFT CIRCUS(兵庫県淡路市野島平林2-2) |
地元の厳選食材を使った料理の食べ歩き、食の専門家によるトークステージ、農産物や伝統工芸品のマルシェ、調理実演、キッチンカーなどが予定されています。次年度以降は、神戸市内を含む他の会場での開催も検討されています。
今後の取り組み
行政側の「世界に誇る食のエリア推進協議会」は、2026年3月に神戸市、淡路島の3市、兵庫県が設立した組織です。台湾・韓国の旅行会社を招く視察ツアー(ファムトリップ)や、調理学校の学生・地元の料理人向けの人材育成プログラムを通じて、食を目的とした旅の魅力づくりを進めます。ガストロノミー協会もこの協議会と連携し、生産者や事業者とのつながりを深めていく方針です。
よくある質問(FAQ)
Q. ミシュランガイド神戸・淡路島に載るレストランはいつ発表されますか?
A. 2026年9月17日時点では、掲載店や発表時期は公表されていません。最新情報はミシュランガイド公式サイトで確認してください。
Q. 国内のミシュランガイド掲載エリアはほかにどこがありますか?
A. 東京、京都・大阪、奈良です。神戸・淡路島はそれに続く新しいエリアです。
Q. 「御食国(みけつくに)」とは何ですか?
A. 古代に朝廷へ海産物などの食材を納めていた国のことです。淡路島のほか、若狭や志摩などが知られています。
まとめ
神戸・淡路島のミシュランガイド掲載決定は、港町の多国籍な食文化と、御食国の豊かな食材を世界に発信する大きなきっかけになります。掲載店の発表を待ちながら、11月のイベントや今のうちから行ける神戸・淡路島グルメ巡りで、ひと足先に食の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。





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