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観光情報

食用カレンデュラの魅力|廣田農園さんに聞く淡路島のカレンデュラ

皆さんはカレンデュラをご存じですか?「キンセンカ」と聞くとご存じな方もいらっしゃるのではないでしょうか。淡路島は日本でも2位にランクインするカレンデュラの産地です。鮮やかなオレンジ色が美しく、食用、美容、など様々な使い方ができるカレンデュラを栽培している、廣田農園さんに取材してきました。

カレンデュラとは|食用として使える理由

名前の由来はラテン語で「月の最初の日」を意味する “Calendae”。これは**「カレンダー」の語源**にもなっている言葉で、ほぼ毎月のように花を咲かせる性質にちなんでいるといわれます。花の名前がカレンダーと同じルーツを持っていると知ると、少し見え方が変わってきますよね。

なぜカレンデュラは食用として使えるのか

カレンデュラは、古くからヨーロッパで**エディブルフラワー(食用花)**として親しまれてきた歴史があります。花びらに独特のほろ苦さと鮮やかな色があることから、サラダの彩りやスープの色づけ、ハーブティーなどに使われてきました。ただし、花屋やホームセンターで売られている観賞用のキンセンカは食べられません。 観賞用は農薬の使用を前提に栽培されており、食用としての基準を満たしていないためです。

食用カレンデュラとして流通しているものは、

  • 食用を前提とした栽培管理がなされている
  • 農薬の使用が制限、または不使用である
  • 収穫・出荷が食品として扱われている

という条件を満たしています。同じ植物でも、「どう育てられたか」で食べられるかどうかが決まるというわけです。

淡路島がカレンデュラの産地である理由

日本でカレンデュラの栽培が可能な地域は約3か所ほどと非常に限られています。 条件は「海岸沿いであること」と「温暖地であること」。淡路島でも、この条件を満たす東海岸沿いのみで栽培が可能です。

温暖な気候と海からの風という、淡路島東海岸ならではの環境が、カレンデュラの栽培を支えているのです。

廣田農園さんのカレンデュラの特徴・効能

カレンデュラは、食用としてや美容、そしてコスメなどにも使用されることがあり、活用の幅はかなり広いです。

特徴

廣田農園さんは、「むらじ」という種類のカレンデュラを栽培しております。「むらじ」は淡路市の東側を中心に栽培されている在来種で、八重の花のため花びらの枚数が多く、大きな大輪を咲かせることが特徴的です。また、花だけでなく茎や葉まで安心して食べられるという点は、栽培過程で農薬や化学肥料を使っていないからこそ成り立つものです。

ハーブとしての特徴

カレンデュラは、ヨーロッパでは古くから「肌を労わるハーブ」として親しまれてきました。現在でも、スキンケア用のバームやオイル、石けんなどの原料として広く使われています。日本ではまだハーブティーの原料としての知名度が中心ですが、カレンデュラを配合したコスメを目にする機会は年々増えています。

※カレンデュラは食品・ハーブであり、医薬品ではありません。特定の症状の治療・改善を目的としたものではないため、体調に不安のある方や妊娠中・授乳中の方、キク科植物にアレルギーのある方は、事前に医師や専門家にご相談ください。

効能

カレンデュラは、傷ついた皮膚や粘膜、血管を修復し保護してくれます。また、殺菌力や消炎力があるため、火傷の回復や日焼け皮膚の炎症を鎮める効果が期待できます。さらに、女性特有の悩みである生理痛を和らげる効果や、月経不順・更年期障害の緩和にも効果があるといわれています。

食用カレンデュラの食べ方・レシピ

食用カレンデュラは、**「彩り」と「ほのかな苦み」**を活かすのが基本です。加熱しすぎると色が飛んでしまうため、仕上げに散らす使い方が最も手軽で失敗しません。

基本の下ごしらえ

  1. 花びらをがくから外し、1枚ずつほぐす
  2. 使う直前まで冷蔵庫で保存する(乾燥に弱いため)
  3. ドライにする場合は、風通しの良い日陰で数日乾燥させる

生のまま使う場合も、乾燥させて保存する場合も、摘みたてを手早く処理するのがコツです。

生のカレンデュラの使い方

① サラダのトッピング

最も手軽な使い方です。グリーンサラダの上に花びらを散らすだけで、一気に華やかな一皿になります。ドレッシングをかける直前に散らすと、色が鮮やかなまま保てます。

② カルパッチョ・マリネの彩り

白身魚のカルパッチョやマリネにオレンジの花びらを散らすと、コントラストが際立ちます。おもてなしの前菜に。

③ ちらし寿司・お祝いごはん

意外に相性がいいのが和食です。ちらし寿司や手まり寿司に散らすと、菊の花を使う伝統的な和の彩りに近い感覚で使えます。

④ 花びらバター・ハーブソルト

刻んだ花びらを柔らかくしたバターや塩に混ぜ込むと、色と香りが移ります。パンに塗ったり、肉料理の仕上げに使ったり。作り置きできるのも利点です。

ドライカレンデュラの使い方

⑤ 焼き菓子に混ぜ込む

クッキーやスコーンの生地に混ぜ込むと、焼き上がりに小さなオレンジの粒が浮かびます。ドライにしてから使うことで、水分による生地のべたつきを防げます。

⑥ スープの色づけ

ヨーロッパでは、サフランの代わりにスープやリゾットの色づけに使われてきた歴史があります。「貧乏人のサフラン」という呼び名があるほどです。

廣田農園さんのカレンデュラに対するこだわり・想い

約59年ほどカレンデュラの栽培を続けている廣田農園さん。2013年からは切り花だけでなく食用としての栽培をスタートしました。2019年には、有機JASマークの認定証を取得し、農薬や化学肥料は一切使わずに育てています。また、花が痛まないように1つ1つ手摘みされ届けられているカレンデュラは、女性を中心に日本全国で注目を集めています。

廣田さんは、身の回りの人がけがをしたときに「カレンデュラでできたバーム」などを使ってもらい、跡かたなく傷を治すことができたご経験や、ハーブティーを飲み続けることでアトピー肌の改善に貢献することができたご経験から、もっとカレンデュラの魅力を伝えたいと考えているそうです。淡路島に移住してきた若者からも注目を集めており、様々な化粧品の開発にも取り組んでいるそうです。

今では、地元の高校などで講演をする機会もあるそうで、学生に向けてビジネスを立ち上げたご経験やご自身のエピソードをお話しされていると伺いました。

淡路島で体験できる カレンデュラのお花摘み体験

カレンデュラが咲き始めた3月~4月ごろから廣田農園さんでは収穫体験が可能です。摘み取ったカレンデュラは、乾燥させてハーブティーやサラダなどのトッピング、手作りコスメの材料として使用が可能です。

詳細

  • 花摘み 1カゴ 6000円(税込) カゴの大きさ:43㎝×30㎝×高さ23㎝
  • 花摘み体験 1000円(税込)お持ち帰り カレンデュラ5本付き
  • ご来園可能日時 3月21日(火・祝)~受付終了まで 毎日13時~、14時~、15時~
  • WEBサイト https://note.com/hirotanouen/n/nb5cccefccc24

※お花の収穫体験には、事前予約が必須です。必ず前日のお昼12時までにメールでご連絡をお願いします。メールに記載が必要な内容については、上記のWEBサイトの情報をご参照ください。
メールアドレス:hirotanouen.awaji@gmail.com

ドライカレンデュラの活用方法

【ハーブティー】

ティーポットに大さじ1杯のカレンデュラを入れます。
②熱湯を150ml注いで10分~15分ほど置きます。
③ほんのり黄色く色づいたら飲み頃です。

1輪の花をハーブティーにしたものもあり、お湯を注ぐと花ビラがふわっと広がるのでとても美しいです。

【美容オイル】

顔や身体に使用可能なオイルも手作りすることができます。カレンデュラと一番相性がいいのは「ひまわりオイル」です。
カレンデュラの額に使用可能なオイルも手作りすることができます。カレンデュラと一番相性がいいのは「ひまわりオイル」です。カレンデュラのがくの部分に一番保湿成分が含まれているそうなので、がくのまま浸してくださいね。

廣田農園さんが作った商品が購入できるお店

道の駅「東浦ターミナルパーク」

「フローラル」というお店の中に廣田農園さんのカレンデュラを使用した商品が並んでいます。ハーブティーやボタニカルソープなどが購入できます。

道の駅東浦ターミナルパーク

食用カレンデュラに関するよくある質問

Q. カレンデュラとキンセンカは同じものですか?

はい、同じ植物です。「カレンデュラ」が学名(属名)由来の呼び名で、「キンセンカ(金盞花)」が和名にあたります。廣田農園さんが栽培する「むらじ」の正式な和名は**トウキンセンカ(唐金盞花)**です。

Q. 花屋で売っているキンセンカは食べられますか?

食べられません。 観賞用として販売されているキンセンカは、食用の基準で栽培・管理されていないためです。食べる目的であれば、必ず食用として流通しているものを購入してください。

Q. カレンデュラはどんな味がしますか?

ほのかな苦みと、草のような爽やかな香りがあります。癖は強くないため、サラダに散らしても料理の味を邪魔しません。

Q. 花びらだけでなく、茎や葉も食べられますか?

廣田農園さんのカレンデュラは、農薬や化学肥料を使わずに栽培されているため、花だけでなく茎や葉も食べられます。 ただし、これは有機JAS認定を受けた栽培だからこそ。一般的な食用花では花びらのみが対象のことが多いので、購入時にご確認ください。

Q. カレンデュラの旬はいつですか?

開花期は3月〜6月です。廣田農園さんのお花摘み体験も、花が咲き始める3月〜4月ごろから開催されます。

Q. アレルギーの心配はありますか?

カレンデュラはキク科の植物です。ブタクサ、ヨモギ、菊などキク科植物にアレルギーのある方は、摂取を避けてください。 また、妊娠中・授乳中の方は事前に医師にご相談いただくことをおすすめします。

Q. ドライカレンデュラはどのくらい保存できますか?

完全に乾燥させて密閉容器に入れ、直射日光を避けた冷暗所で保管すれば、数か月程度は色と香りを楽しめます。湿気が入るとカビの原因になるため、乾燥剤を一緒に入れると安心です。

Q. 淡路島以外でもカレンデュラは栽培されていますか?

栽培可能な地域は日本国内で約3か所ほどと限られています。「海岸沿い」「温暖地」という条件が必要で、淡路島でも東海岸沿いでしか栽培できません。淡路島は日本で第2位のカレンデュラ産地です。

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