知っておきたいポイント
本福寺水御堂(ほんぷくじ みずみどう)は、楕円形の蓮池の中央にある階段を下りて本堂に入る、珍しい造りの寺です。建築の見どころ、時期別の楽しみ方、拝観の基本情報とアクセスをまとめました。
本福寺水御堂とは

本福寺は兵庫県淡路市浦にある真言宗御室派の寺院で、創建は平安時代後期にさかのぼります。本尊の薬師如来像は淡路市指定の文化財です。淡路四国八十八ヶ所霊場の第59番札所でもあります。
「水御堂」は、1991年に建築家・安藤忠雄の設計で建てられた本堂です。蓮池の下に本堂を置いた構造で、1993年に第34回建築業協会賞を受賞しました。
安藤忠雄が設計した建築の見どころ
蓮池の真ん中を下りて本堂へ
コンクリートの壁に沿って進むと、楕円形の蓮池が現れます。池の中央を割るように階段があり、下りた先が本堂です。蓮は泥の中から清らかな花を咲かせることから、仏教では悟りの象徴とされます。池をくぐって本堂に入る流れが、俗世から仏の世界へ向かう道のりを表しています。

朱色の本堂と光の演出
地下の本堂は内部が朱色で、外からの光が差し込むと堂内全体が赤く染まります。控えめな外観と、中に入ったときの印象の差が大きいのが特徴です。

淡路島のほかの安藤忠雄建築
同じ淡路市には、安藤忠雄が設計した淡路夢舞台があります。斜面に花壇を並べた百段苑など、自然と建築を組み合わせた点が共通しています。詳しくは周辺のおすすめスポットで紹介しています。
時期別の見どころ
春(3〜5月):澄んだ空と大阪湾の眺め
寺は高台にあり、大阪湾を見渡せます。5月ごろからは池のスイレンが咲き始めます。
夏(6〜8月):蓮が池をうめる見頃
6月ごろから蓮が咲き始め、夏は古代蓮や大賀蓮も見られます。蓮の花は朝に開くため、午前中の参拝がおすすめです。

秋(9〜11月):花の終わりと夕方の海
9月ごろまではスイレンが残ります。夕方は海に沈む日の光で、境内の印象が変わります。
冬(12〜2月):水面だけの静かな池
花のない冬は、池が鏡のような水面になり、コンクリートの造形がくっきり見えます。空気が澄む日は大阪湾の遠くまで見渡せます。人が少なく、静かに参拝したい人に向いています。
参拝前に知っておきたいこと
写真撮影のルール
蓮池や外観は撮影スポットとして人気です。本堂内や仏像の撮影は、寺の案内に従ってください。
雨の日の参拝
本堂は地下にあるため、雨の日でも落ち着いて参拝できます。池の水面に雨粒が落ちる様子も見どころです。階段や通路が濡れるので、滑りにくい靴で行きましょう。
所要時間の目安
1時間
本福寺水御堂の基本情報
- 名称本福寺 水御堂(ほんぷくじ みずみどう)
- 宗派真言宗御室派
- 住所:兵庫県淡路市浦1310
- 拝観時間9:00〜17:00
- 休み無休
- 拝観料大人(中学生以上)400円、小人(小学生以下)200円
- 電話:0799-74-3624
- 駐車場無料。普通車約30台、大型バス約5台
※休日や観光シーズンは駐車場が混むことがあります。
アクセス
車で行く
神戸淡路鳴門自動車道の東浦ICから約10分です。淡路ICからも行けます。
バスで行く
「東浦IC下車・徒歩10分」「立石川バス停から徒歩10分」
周辺のおすすめスポット
淡路夢舞台
水御堂と同じく安藤忠雄が設計した複合施設です。百段苑や温室植物園の奇跡の星の植物館があります。
あわじ花さじき
車で約20分。丘一面の花畑と大阪湾を一緒に眺められます。季節ごとに咲く花が変わります。
よくある質問
本福寺の水御堂とはどんな建物ですか?
安藤忠雄が設計し、1991年に完成した本福寺の本堂です。楕円形の蓮池の下に本堂があり、池の中央の階段を下りて入ります。
「水御堂」の読み方は?
「みずみどう」と読みます。寺の名前は「本福寺(ほんぷくじ)」です。
拝観料はいくらですか?
【要確認(元記事:大人(中学生以上)400円、小人(小学生以下)200円)】。訪問前に寺へ確認してください。
いつ行くのがおすすめですか?
スイレンと蓮が咲く5〜9月が見頃です。蓮は朝に開くので、夏は午前中がおすすめです。




